Public Phone (公衆電話)
-ドラマ
監督: エリック リム
国:シンガポール
長さ:14分53秒
言語:英語
字幕:英語、日本語
完成年:2009年
1980年代、シンガポールの人々は、自分の愛する人と繋がる手段として、公衆電話に頼っていた。良い知らせ、悪い知らせ、嬉しい出来事、悲しい出来事、これらは長い距離を越え、受話器の向こう側にいるそれぞれ人生に、深みをもたらしていた。孤独で年老いた店主のメンおじさんは、店にある公衆電話から、これらの人生の様々な出来事をいつも見守ってきた。そして彼もまた、その電話に特別な思いを寄せ、電話が鳴るのを毎日待ちわびていた…これは老いた店主と彼の公衆電話、そしてあまりにも遠く離れてしまった人間関係の物語である。
監督・脚本・プロデューサー・編集:エリック リム
DP: ゴ チュウン ソン
キャスト: ラウ シウ ミン
映画祭上映歴
ベストアート監督ノミネート
シンガポールショートフィルムアワード2010




監督について
エリック リムは、国際的なドキュメンタリーの製作を中心に活動しており、世界的なテレビ番組のドキュメンタリーの監督作品において、数々の賞を受賞している。ニューヨークのフィルム・テレビアワードでは、貧困を救うグラミン銀行の創始者ムハンマド・ユヌスのドキュメンタリー作品がワールドブロンズ賞を受賞。ナショナル ジオグラフィック ショーリアルアジア2の番組では、世界で最も活動的な港、MegaStructuresを取り上げた作品を監督し、最優秀監督賞を受賞した。2011年と2015年のニューヨークフィルムフェスティバルでは、彼のオリジナル作品「Dining with Death」「Kembara Kasih」において、ベストドキュメンタリー賞のファイナリストに選出された。
ドキュメンタリー監督として人々に向けてきた繊細な眼差し、そして人々が見せてきた感情と経験をもとに、エリックは初の短編監督作品「PUBLIC PHONE」を作り上げた。彼の情熱と熱狂は、より多くの物語を観客と共有したいという思いへと彼を駆り立てている。そしてその約束の通り、エリックは2作品目となる短編映画「FENG HUANG QIN」を監督し、近々、長編映画を監督・プロデュースすることを計画している。

